戦姫絶唱シンフォギアGX

スペシャルSpecial

TVアニメ第1期「戦姫絶唱シンフォギア」、TVアニメ第2期「戦姫絶唱シンフォギアG」の 各話あらすじと各話を彩った台詞をご紹介!
これを読めば、いよいよスタートするTVアニメ第3期「戦姫絶唱シンフォギアGX」への準備も万端!!

戦姫絶唱シンフォギア

EPISODE 1
覚醒の鼓動

人類に仇なす特異災害――ノイズ。人気アーティストデュオ「ツヴァイウィング」の風鳴 翼と天羽 奏は、特異災害対策機動部の一員として対ノイズ用の武装「シンフォギア」をまとい、ノイズに立ち向かっていた。しかし、ライブ中にノイズが襲来したことで、奏はその犠牲となってしまう。それから2年後、かのライブ会場でツヴァイウィングに命を救われた立花 響が、翼が通う私立リディアン音楽院に入学。平穏な学生生活が始まったかに見えたが、再びノイズの脅威に晒される。絶体絶命の状況の中、響はある衝動に突き動かされて……。

  • 「あたしとあんた、両翼揃ったツヴァイウィングは、どこまでも遠くへ飛んでいける」(天羽 奏)
  • 「生きるのを諦めるな!」(天羽 奏)
  • 「いつか…心と身体、全部空っぽにして思いっきり歌いたかったんだよな……」(天羽 奏)
  • 「ガングニールだとぉッ!!?」(風鳴 弦十郎)

EPISODE 2
雑音と不協和音と

ノイズの脅威を前に覚醒した響。湧き上がる力で少女を守ろうとするが、慣れない力に振り回されてしまう。そんな響を救ったのは、かつて自分を救ってくれたツヴァイウィングの翼だった。響は特異災害対策機動部二課に案内され、自分が奏のシンフォギア「ガングニール」の力を受け継いだ適合者であることを知る。適合者――それは、歌の力で活性化するシンフォギアをまとうことができる者。響はその力を人々の役に立てたいと考え、二課への協力を承諾するのだが……。翼は何の覚悟もなしに戦場に立つ響を受け入れられず、響に刃を向ける。

  • 「あの…あったかいもの、どうぞ。」(友里 あおい)
  • 「愛想は無用よ。これから向かうところに微笑みなど必要ないから」(風鳴 翼)
  • 「小日向 未来はわたしにとっての陽だまりなの。」(立花 響)
  • 「だからとて、どんな歌、誰の歌にも聖遺物を起動させる力が備わっているわけではない!」(風鳴 翼)
  • 「あなたとわたし、戦いましょうか……」(風鳴 翼)

EPISODE 3
夜にすれ違う

シンフォギアの主武装であり、装者の意志でもあるアームドギアを構えろという翼。戸惑うばかりの響に翼が肉薄するが、弦十郎が割って入ったことで危機は回避される。それから1ヶ月が経とうとする頃、繰り返されるノイズとの戦いと埋まらない翼との距離に、響は心をすり減らしていた。心の支えとなっていたのは、未来の存在と彼女との約束。課題を終わらせて、一緒に流れ星を見よう――。ついに流れ星を見に行く日が訪れるが、ノイズの襲撃によって約束は反故になってしまう。ノイズを相手取る響と翼。そんな2人の前に、謎の少女が現れる。

  • 「ガングニールのシンフォギアを纏うのであれば、胸の覚悟を構えてごらんなさい」(風鳴 翼)
  • 「覚悟も持たずにノコノコと、遊び半分で戦場に立つあなたが――奏の、奏の何を受け継いでいるというのッ!」(風鳴 翼)
  • 「わたしは剣。戦うために歌を唄っているに過ぎないのですから!」(風鳴 翼)
  • 「わたしだって、守りたいものがあるんです! だから――」(立花 響)

EPISODE 4
落涙

謎の少女が纏っていたものは、2年前に失われたネフシュタンの鎧だった。自分の不始末で奪われた人とモノ。ネフシュタンの鎧を前に、翼は奏との出会いを唐突に思い出す。苦しみながらシンフォギアを勝ち取った奏。いつも新しいステージへと導いてくれた奏。彼女への想いが翼を突き動かすが、ネフシュタンの鎧を前にかえって追い詰められてしまう。覚悟を決めた翼は限界を超える力「絶唱」を使用し、謎の少女を打ち払うが……大きな代償を払うことに。壮絶な戦いから翼の覚悟を知った響は、自らも強くあろうと弦十郎のもとで修行を始めるのだった。

  • 「奴らを皆殺せるのなら、あたしは望んで地獄に落ちる!」(天羽 奏)
  • 「……だが、この残酷は、わたしにとって心地いいッ!」(風鳴 翼)
  • 「ちょせぇ!」(雪音 クリス)
  • 「……防人の生き様、覚悟を見せてあげる」(風鳴 翼)

EPISODE 5
なお昏き深淵の底から

謎の少女――雪音 クリスの目的である響の拉致を阻止したものの、ネフシュタンの鎧は奪えず、翼も絶唱の影響で戦線を離脱してしまった。そんな中、日本政府から二課に本部最奥区画に保管されている完全聖遺物「デュランダル」移送の命令が下る。ノイズ発生には何者かの意思が働き、その何者かによってデュランダルが狙われているという。移送の護衛を任される響だが、移送中に再びノイズとクリスの襲撃を受けてしまう。響が応戦すると、歌の力に反応したデュランダルが起動。その力に飲み込まれた響がノイズを一掃するが、記憶は曖昧で……。

  • 「そうじゃない。稲妻を喰らい、雷を握りつぶすように打つべし!」(風鳴 弦十郎)
  • 「覚えておいてね、クリス。痛みだけが人の心を繋いで絆と結ぶ、世界の真実ということを……」(フィーネ)
  • 「思いつきを数字で語れるものかよ!」(風鳴 弦十郎)

EPISODE 6
兆しの行方は

デュランダルを制御できず、暴走した響。改めて強くあろうと決意する中、緒川に翼のお見舞いをお願いされる。一人では何もできないという翼の世話をすることで、翼との距離を縮める響。翼もまた響の活躍を知り、その力を認め始めていた。響はそんな翼に再び戦う理由と覚悟を問われる。戦う理由、それは何気ない日常を守るため。その答えに、想いを強くはっきりと描くようにと助言される響だが、日常は脆くも崩れ去ろうとしていた。ノイズの発生先に現れた未来。響は彼女の前でシンフォギアを纏い、クリスと対峙しなければならなかった。

  • 「真実は逆ね。わたしは戦うことしか知らないのよ……」(風鳴 翼)
  • 「守りたいものがあるんです。それは、なんでもないただの日常」(立花 響)
  • 「気に入らねぇ、気に入らねぇ、気に入らねぇ、気に入らねぇ! ……わかっちゃいねぇことをペラペラと知ったふうに口にするお前があああああああッ!」(雪音 クリス)

EPISODE 7
撃ちてし止まぬ運命のもとに

響に渾身の一撃を叩き込まれたクリス。拳ではなく言葉を交わしたいという響を拒絶し、シンフォギア「イチイバル」の圧倒的な火力で攻勢に出るが、あと一歩のところで翼に邪魔をされてしまう。さらに、任務の失敗から慕っていたフィーネの不興を買ったことで戦線を離脱。友達になりたいという響の言葉を思い返しながらアジトへ戻るが、フィーネに見限られあっさりと切り捨てられてしまう。一方、響は自分の秘密を知った未来とすれ違った状態のままだった。隠し事をしていたことを謝るが、「友達ではいられない」と告げられてしまう。

  • 「歌わせたな……あたしに歌を歌わせたな! 教えてやる……あたしは歌が大っ嫌いだ!」(雪音 クリス)
  • 「盾!?」(雪音 クリス)
  • 「剣だ!」(風鳴 翼)
  • 「もう何も失うものかと決めたのだ」(風鳴 翼)
  • 「嘘つき…!隠し事をしないって言ったくせに!!」(小日向 未来)

EPISODE 8
陽だまりに翳りなく

ソロモンの杖で操られたノイズに襲われるクリス。シンフォギアを纏いながらも圧倒的な物量に耐えきれず、路地裏に倒れてしまう。通りかかった未来が、お好み焼きふらわーに運び、介抱しながら友達への想いを綴っていくと、クリスもまた大切な人に裏切られたことを吐露し、2人の間に奇妙な友情が生まれるのだった。そんな中、街にノイズ出現の警報が鳴り響く。避難の最中に響と再会した未来は、響に謝罪し自分も一緒に戦いたいと告げる。そして逃げ遅れた人を響に託し、囮になることを選ぶが……間一髪のところで響に救われ、仲直りをするのだった。

  • 「わたしの全部を預けられるの響だけなんだから」(小日向 未来)
  • 「翼さんは皆を守って下さい。だったらわたし、前だけを向いていられます!」(立花 響)
  • 「そうだ……わたしが誰かを助けたいと思う気持ちは……惨劇を生き残った負い目なんかじゃない! 2年前……奏さんから託されてわたしが受け取った、気持ちなんだ!」(立花 響)
  • 「あとは、頼りがいのある大人たちの出番だ」(風鳴 弦十郎)

EPISODE 9
防人の歌

絶唱による怪我も癒え、復活を果たした翼。快気祝いがしたいという響からデートに誘われ、未来も含めた3人で出かけることに。戸惑いながらも2人を受け入れ、自分の知らなかった世界を満喫するが、それは「知らない世界」ではなく、翼が守ろうとしてきた「知っている世界」だと響に諭される。翼は眼前に広がる世界を見つめ、進むべき道を見つけようとしていた。一方、ノイズとの戦いに他者をまきこまないよう人目を避けてきたクリスだが、再びフィーネの放ったノイズに追われていた。そこへ響が救援に現れ、協力してノイズを殲滅するのだが……。

  • 「引き受けた仕事をやり遂げるのは大人の務めだからな!」(風鳴 弦十郎)
  • 「言葉は通じなくても、歌で伝えられることがあるならば――世界中の人たちに、私の歌を聴いてもらいたい!」(風鳴 翼)
  • 「風鳴 翼の夢を、よろしくお願いいたします!」(緒川 慎次)

EPISODE 10
繋いだ手だけが紡ぐもの

フィーネとの決着をつけようと彼女のアジトに乗り込んだクリス。しかし、そこにフィーネの姿はなく、あったのは米国特殊部隊員の無残な屍ばかり。クリスは図らずも遭遇した弦十郎にともに戦うことを持ちかけられるが、答えは出せず、フィーネの狙いが「カ・ディンギル」であると伝えるのみだった。果たして「天を衝くほどの塔」を意味する言葉が示すものとは? 二課が情報を収集していると、ノイズ出現の警報が鳴り響く。響と翼がクリスの協力を得てノイズを撃退するが、喜びも束の間、リディアン音楽院がノイズに襲われてしまう。

  • 「わたしは大人が嫌いだ!死んだパパとママも大嫌いだ!」(雪音 クリス)
  • 「いい大人は夢を見ないと言ったな? そうじゃない。大人だからこそ夢を見るんだ」(風鳴 弦十郎)
  • 「誰も繋ぎ繋がる手を持っている。わたしの戦いは誰かと手を繋ぐこと」(立花 響)
  • 「砕いて壊すも、束ねて繋ぐも力」(風鳴 翼)

EPISODE 11
月を穿つ

ノイズに襲撃されたリディアン音楽院。そこへデュランダルを狙うフィーネが現れる。フィーネ――その正体は櫻井 了子の名を騙る先史文明期の巫女。駆けつけた弦十郎が立ち塞がり、生身で完全聖遺物を圧倒するが、フィーネに欺かれ、その一撃に倒れてしまう。そして、ついに起動するカ・ディンギル。それは二課本部に偽装された天を衝く魔塔であり、月を穿つための荷電粒子砲だった。フィーネは人類の言語と相互理解を分断する月の破壊を目論み、カ・ディンギルを発射。しかし、クリスの絶唱によって月への直撃は食い止められるのだった。

  • 「飯食って映画観て寝る。男の鍛錬はそいつで十分よ!」(風鳴 弦十郎)
  • 「抗うも、覆せないのが定めなのだ」(フィーネ)
  • 「そう、全てはカ・ディンギルのため!」(フィーネ)
  • 「パパとママの代わりに、歌で平和を掴んでみせる! あたしの歌はそのために」(雪音 クリス)

EPISODE 12
シンフォギア

クリスの絶唱に茫然自失となる響。空虚な心の中で肥大化するのは破壊衝動のみ。ガングニールの力に飲み込まれた響はフィーネのみならず翼にまで牙を向ける。そして、エネルギーが再充填されるカ・ディンギル。暴走する響の悲しみを受け止めた翼は、彼女の動きを封じ、絶唱によってカ・ディンギルを破壊する。絶望的な状況の中で、もはや立ち上がることすらできなくなった響。フィーネの怒りを一身に浴びていると、響の耳に未来たちが斉唱するリディアンの校歌が聞こえてくる。高まるフォニックゲインが力となり、再び響、翼、クリスが立ち上がる。

  • 「笑ったか…?命を燃やして大切なものを守り抜くことを…!お前は無駄と、せせら笑ったか!!」(風鳴 翼)
  • 「今日に折れて死んでも、明日に人として歌うために。風鳴 翼が歌うのは戦場ばかりでないと知れ!」(風鳴 翼)
  • 「痛みだけが人の心を繋ぐ絆! たったひとつの真実なのに!」(フィーネ)
  • 「みんなが歌ってるんだ。だから、まだ歌える、頑張れる、戦える!!!!」(立花 響)
  • 「シ・ン・フォ・ギィィッ――ヴウゥワアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!!!」(立花 響)

EPISODE 13
流れ星、墜ちて、燃えて尽きて、そして――

限定解除されたシンフォギアでフィーネに対峙する3人。ネフシュタンの鎧、ソロモンの杖、そしてデュランダルの力を束ねたフィーネを前にしても、その歌声を途切れさせることはなかった。そして、フィーネから奪ったデュランダルを響が制御し、3人の決着の一撃「Synchrogazer」をフィーネに見舞うのだった。残るは、フィーネが引き寄せ地球へ落下しようとしている月の欠片。3人は成層圏を突破、絶唱によって月の欠片を破壊する。それから数週間後。未来がノイズに襲われたとき、その前に現れたのは……行方不明となっていた響だった。

  • 「歌は戦う力だけじゃない――命なんだ!」(立花 響)
  • 「一緒に戦うぞ、立花。」(風鳴 翼)
  • 「やっさいもっさい!」(雪音 クリス)
  • 「助けられるだけじゃなく、響の力になるって誓ったんです!」(小日向 未来)
  • 「人が言葉よりも強く繋がれること、分からないわたしたちじゃありません。」(立花 響)
  • 「私は永遠の刹那に存在し続ける巫女、フィーネなのだぁぁ!!」(フィーネ)
  • 「夜明けを告げる鐘の音奏で、鳴り響き渡れ!! これがわたしたちの絶唱だぁぁぁ!!」」(立花 響)
戦姫絶唱シンフォギア人物相関図

戦姫絶唱シンフォギアG

EPISODE 1
ガングニールの少女

フィーネによる「ルナ・アタック」から100日あまり。米国との共同研究のために移送されていた完全聖遺物「ソロモンの杖」が狙われる。護送任務についていた響とクリスが移送中にノイズの襲撃を受け、さらに米国基地への移送後にソロモンの杖が奪われてしまう。一方、翼は米国の歌姫、マリアと1日限りの特別ユニットを組んでステージに登壇していた。お互いを認め合ったのも束の間、マリアは会場にノイズを呼び出し、「フィーネ」を名乗って世界に宣戦布告を発する。そして、彼女が纏ったシンフォギアは……黒いガングニールだった!

  • 「そいつは…ソロモンの杖は、簡単に扱っていいもんじゃねえよ…」(雪音 クリス)
  • 「世界がこんな状況だからこそ、僕たちは英雄を求めている。
    そう!誰からも信奉される偉大なる英雄の姿を!!」(ウェル博士)
  • 「ガングニールだとぉッ!?」(風鳴 弦十郎)
  • 「わたしは…わたし達はフィーネ!そう…終わりの名を持つ者だ!!」(マリア・カデンツァヴナ・イヴ)

EPISODE 2
胸に力と偽りと

フィーネを名乗るマリアは、世界各国に国土の割譲を要求。そんなマリアを止めるため、翼がシンフォギアを纏って挑みかかる。そこへやってくるマリアの仲間、月読 調と暁 切歌。さらに響とクリスも援護に駆けつけ、シンフォギア装者同士が激突する。響は説得を試みるが、調の放った「偽善」という言葉に胸を抉られてしまう。膠着する戦いの中、ナスターシャ教授の一言でマリアたちが撤退し、響たちの前には増殖分裂型のノイズが出現。響、翼、クリスによる絶唱の三重奏でノイズを消滅させるが……響の心には調の言葉が突き刺さっていた。

  • 「決別だ……歌女であった私に……」(風鳴 翼)
  • 「聴くがいい!防人の歌を!」(風鳴 翼)
  • 「話はベッドで聞かせてもらう!」(風鳴 翼)
  • 「偽善者!この世界には、あなたのような偽善者が多すぎる!」(月読 調)
  • 「これがわたしたちのおおッ絶唱だああああああああッ!!!」(立花 響)

EPISODE 3
終焉を望む者、終焉に臨む者

絶唱の三重奏によって爆発的に高まったフォニックゲインが、完全聖遺物「ネフィリム」を覚醒させる。その計画に一枚噛んでいたのは、響たちを謀り行方をくらませていたウェル博士だった。彼らはある計画を実行しようとしているというが、その計画には「フロンティア」が必要だという。――そんな彼らのアジトに飛び込んだ響たちだが、突如として襲ってきたネフィリムに予期せぬ苦戦を強いられてしまう。翼はネフィリムを奪取しようとするが、マリアの横槍によって失敗。そして、そんなマリアをウェル博士は再誕したフィーネだという。

  • 「わたしが戦う理由……自分の胸に嘘なんてついてないのに――」(立花 響)
  • 「それでもわたしたちは――わたしたちの正義とよろしくやっていくしかない」(マリア・カデンツァヴナ・イヴ)
  • 「尻尾が出てないのなら、こちらから引きずり出してやるまでだ!」(雪音 クリス)

EPISODE 4
あたしの帰る場所

ネフィリムを巡り、翼とマリアの一騎打ちが始まる。調と切歌が合流したことでマリアたちが優勢となるが、時限式の装者であるマリアは適合係数の低下から戦線を離脱。マリアとの戦いを経て、響はフィーネとわかり合えていなかったと肩を落とすが、「ぶつかり続けろ」と弦十郎に諭されるのだった。そんな中、リディアン音楽院で学園祭が開幕する。歌合戦への出場を拒否し、クラスメイトから逃げ続けていたクリス。翼や級友に背中を押されてついに舞台へ上がると、そこに実働部隊として敵地に潜入していた調と切歌が現れ、対戦を挑まれるのだった。

  • 「マイターン!」(マリア・カデンツァヴナ・イヴ)
  • 「通じないなら、通じ合うまで、ぶつけてみろ。言葉より強いもの……知らぬお前たちではあるまい」(風鳴 弦十郎)
  • 「楽しいな……あたし……こんなに楽しく歌を唄えるんだ」(雪音 クリス)

EPISODE 5
血飛沫の小夜曲

歌合戦への参加を表明し、ツヴァイウィングの曲を歌い出す調と切歌。時を同じくして、マリアたちが身を潜める倉庫に米国特殊部隊の追っ手がやってくる。ウェル博士がノイズを使って特殊部隊を抹殺する一方で、マリアは目的のためとはいえ人の命を奪うことに躊躇いを覚えていた。やがて、調と切歌と約束した決闘の場――カ・ディンギル跡地に現れた響たち。待ち受けていたのは、ウェル博士だった。彼が明かしたF.I.S.の目的、それは月の落下の阻止。そして、ウェル博士が放った聖遺物を喰らうネフィリムによって、響は左腕を食いちぎられてしまう。

  • 「なぜ……歌を唄う者同士が、戦わねばいけないのか……」(風鳴 翼)
  • 「我々が望むのは、人類の救済! 月の落下にて損なわれる、無辜の命を可能な限り救い出すことだ!」(ウェル博士)
  • 「ルナ・アタックの英雄よ! その拳で何を守るッ!?」(ウェル博士)

EPISODE 6
奇跡――それは残酷な軌跡

“餌”を取り込み覚醒するネフィリム。一方、左腕を失った響のガングニールも暴走。ネフィリムを圧倒し、その心臓までえぐり出していた。ガングニールの力で失った左腕を再生させた響だが、聖遺物の侵食がさらに進行。響と聖遺物がこれ以上融合すれば命に関わることを知った翼に、もう戦場に立つなと突き放されてしまう。その頃、ウェル博士は響によってえぐられたネフィリムの心臓を発見していた。そんなウェル博士と、クラスメイトと一緒にいた響が遭遇。召還されたノイズを素手で受け止めた響は、再びガングニールを纏うのだった。

  • 「戦場に立つなと言っている! 足手まといが、二度とギアを身に纏うな!」(風鳴 翼)
  • 「私は、優しい子たちに十字架を背負わせようとしている……」(ナスターシャ教授)
  • 「この拳も命も――シンフォギアだ!」(立花 響)

EPISODE 7
君でいられなくなるキミに

追い詰められたウェル博士を救ったのは調と切歌だった。ウェル博士にリンカーを連続投与された2人が放つのは、絶唱。しかし、S2CAを応用する響がその力を吸収する。調たちの打つ手を奪った響だが、この件によってガングニールの侵食をますます進行させてしまう。一方、F.I.S.にフロンティアの封印を解く神獣鏡と、起動させるためのネフィリムの心臓が揃う。ついに覚悟を決めるマリアだが、フィーネの魂を宿したというのはナスターシャと示し合わせた狂言であった。同じ頃、切歌は調に訪れた危機に対し、謎の力を発動していた。

  • 「頑張る二人にプレゼントです」(ウェル博士)
  • 「――守るんだああああッ!」(立花 響)
  • 「所詮、テロリストの真似事では、迫り来る災厄に対して何も抗えないことに、もっと早く気づくべきでした……」(ナスターシャ教授)
  • 「すでにデタラメなパーティーの開催準備は整っているのですよ! あとは、わたしたちの奏でる狂想曲にて全人類が踊り狂うだけ」(ウェル博士)

EPISODE 8
繋ぐ手と手…戸惑うわたしのため…

フィーネの偽装。それはナスターシャ教授がウェル博士の協力を取り付けるための方便だった。もうテロリストのようなやり方をやめるというナスターシャ教授は、ウェル博士を諦めさせるため、フロンティアの封印解除を失敗してみせる。自分たちの限界を悟り、米国との講和を模索するが……講和会談は米国による罠だった。米国のエージェントとウェル博士の放ったノイズと対峙するマリア。会談の場であるスカイタワーは混乱の様相を呈し、居合わせた響と未来も混乱に巻き込まれてしまう。そして、響の前で未来のいた場所が大爆発を起こす。

  • 「涙など……剣には無用……なのになぜ溢れて止まらぬ」(風鳴 翼)
  • 「今日はもう少しだけわたしに頑張らせて」(立花 響)
  • 「――わたしだって、守りたいのに!」(小日向 未来)

EPISODE 9
英雄故事

翼とクリスによってスカイタワーのノイズは消滅したものの、未来が死亡したと思い込んだ響は悲嘆にくれていた。だが、未来がまだ生きていることが発覚すると、かすかな希望を頼りに響、翼、クリスが再び前を向く。一方、F.I.S.ではウェル博士への協力を決意したマリアと、疑問を呈す調と切歌の間に不協和音が流れていた。追跡してくる米国の哨戒艦艇に攻撃を加えようとするウェル博士とマリア。従うことしかできない調と切歌。そして、大海で対峙するすることになった響たちとF.I.S.。そこへ突如として現れたのは、シンフォギアを纏った未来だった。

  • 「それが偽りのフィーネではなく、マリア・カデンツァヴナ・イヴの選択なのですね…」(ナスターシャ教授)
  • 「そうだ……うつむいてちゃダメだ……わたしが未来を助けるんだ!」 (立花 響)
  • 「どいつもこいつも、ご陽気で、あたしみたいなヤツの居場所にしては、ここは温かすぎんだよ」(雪音 クリス)
  • 「マリアが苦しんでいるのなら……わたしが助けてあげるんだ!」(月読 調)

EPISODE 10
喪失までのカウントダウン

これ以上、響を戦わせたくない想いをウェル博士につけ込まれた未来が、神獣鏡のシンフォギアを纏って現れる。未来の相手を買って出たのはクリス。未来を圧倒するが、エネルギーを分解する神獣鏡の力を前にたちまち形勢逆転されてしまう。未来を食い止めるために、再びシンフォギアを纏う響。激しい攻防の末、未来の呪縛を解くが……神獣鏡の放った光に2人は飲み込まれてしまう。そして、その光がある場所を照らしたことで、ついにフロンティアの封印が解除されるのだった。一方、切歌と対峙する翼が背後から何者かに銃撃される。銃弾を放ったのは……クリスだった。

  • 「なぜそこで愛!?」(ナスターシャ教授)
  • 「わたしは響に戦ってほしくない……だから、響が戦わなくていい世界をつくるの」(小日向 未来)
  • 「ありがとう…だけどわたし、戦うよ」(立花 響)
  • 「じゃあ、死んでも生きて帰ってきます!」(立花 響)
  • 「思いつきを数字で語れるものかよ!」(立花 響)
  • 「さよならだ」(雪音 クリス)

EPISODE 11
ディスティニーアーク

無事に生還を果たした響と未来。響の体を蝕むガングニールも神獣鏡の力によって除去されていたが、それはもはや装者として戦えないことと同義だった。一方、フロンティアにネフィリムの心臓を取り込ませたウェル博士は、重力アンカーによって月をたぐり寄せ、反作用でフロンティアを空中に浮上させていた。彼の暴走を止めるため、調の協力を得た翼たちがフロンティアに出撃。しかし、寝返ったクリスが翼の前に立ちはだかり、調もまた切歌と刃を交えることに。迫りくる月の落下。ナスターシャ教授は、最後の希望はマリアの歌だというが……。

  • 「敵とか味方とか言う前に、子供のやりたい事を支えてやれない大人なんて、格好悪くて適わないんだよ」(風鳴 弦十郎)
  • 「楽しすぎてメガネがズリ落ちてしまいそうだぁ……!!」(ウェル博士)
  • 「この胸に」(暁 切歌)
  • 「ぶつかる理由が」(月読 調)
  • 「あるのならああああああああッ!」(月読 調&暁 切歌)
  • 「胸の歌が、ある限りいいいぃぃッ!」(立花 響)

EPISODE 12
撃槍

かつての仲間同士の激突に終止符が打たれる。翼に勝利したと見せかけたクリスは、翼の協力でウェル博士からソロモンの杖を奪取。調がフィーネだと知った切歌は、思い込みで親友を傷つけた自分が許せず、消えてなくなりたいと願うが、調の決死の覚悟によってその命を救われる。それぞれが激突していた間、マリアは世界中の人々と歌を紡いで月の落下を防ごうとしたが、その想いは世界に届かず、無力感にうちひしがれていた。そんな中、ナスターシャ教授が月に飛ばされてしまう。激昂したマリアがウェル博士に刃を向けるが……響によって食い止められるのだった。

  • 「大好きだって言ってるでしょうおおおおおッ!」(月読 調&暁 切歌)
  • 「お前がどんなに拒絶しようと、わたしはお前のやりたいことに手を貸してやる。それが…片翼では飛べぬことを知るわたしの――先輩と風を吹かせる者の果たすべき使命だ!」(風鳴 翼)
  • 「風鳴…先輩…」(雪音 クリス)
  • 「だからこいつらの傍はどうしょうもなく……あたしの帰る場所なんだな……」(雪音 クリス)
  • 「調に悲しい思いをしてほしくなかったのに、できたのは調を泣かす事だけデス……」(暁 切歌)
  • 「撃槍――ガングニールだああああああああああああッ!」(立花 響)

EPISODE 13
遥か彼方、星が音楽となった…かの日

ウェル博士が制御下に置いたネフィリムを駆逐すべく、心臓の破壊を目指す響たち。一方、マリアは妹セレナの幻に背中を押され、再び世界に向けて歌を紡ぐ。その想いは世界へ届き、月にフォニックゲインが収束。ナスターシャ教授によって月は再起動し、地球への落下が阻止される。そして、セレナのシンフォギアを纏ったマリアが、ついに響たちと手を取り合う。放たれる6人の装者と70億の絶唱。ネフィリムは暴走を始めるが、6人の装者が力を合わせ、ソロモンの杖で開いたバビロニアの宝物庫に閉じ込めたことで、世界は救われるのだった。

  • 「OKマム……世界最高のステージの幕を上げましょう」(マリア・カデンツァヴナ・イヴ)
  • 「惹かれ合う音色に、理由なんていらない」(風鳴 翼)
  • 「6人じゃない…わたしが束ねるこの歌は――70億の絶唱おおおおおおおッ!!」(立花 響)
  • 「でも、わたしは……わたしたちは――ひとりではないんだ!」(立花 響)
  • 「だってこの世界には――歌があるんですよ!」(立花 響)
  • 「いつか人は繋がれる…だけどそれは、どこかの場所でも、いつかの未来でもない」(月読 調)
  • 「きっとそれは…誰の胸にもある歌なんだ」(立花 響)
戦姫絶唱シンフォギアG人物相関図

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